40代エンジニアの面接で聞かれることは?転職理由・年齢・技術・マネジメントの答え方
結論(先に3行で)
- 40代のエンジニアの面接では、転職理由、経験の深さ(自分が判断したこと)、マネジメントやチームへの関わり方、入社後の役割の期待が中心に聞かれます。
- 転職理由は、令和7年転職者実態調査でも「賃金が低かった」「会社の将来に不安」「仕事の内容に不満」が上位です。理由そのものより、次に何をしたいかにつなげて話せるかが見られます。
- 逆質問では、入社後1年で任される仕事、評価の基準、働き方の条件(出社・オンコール)を確認しましょう。
この記事でやること:下の質問リストに1つずつ答えをメモする → 職務経歴書のプロジェクトから「判断した場面」を3つ選ぶ → 逆質問を5つ用意する。
40代のエンジニアの面接では何を聞かれる?
面接で聞かれる内容は会社によって違いますが、40代のエンジニアでよく聞かれるのは次の5つの分野です。このサイトでは体験談は載せず、一般的な質問と準備の方法をまとめます。
- 転職理由と、次にしたいこと
- 経験の深さ(自分が判断したこと)
- チーム・マネジメントへの関わり方
- 環境の変化への向き合い方(年下の上司・新しい技術・社風)
- 入社後の役割と条件(年収・働き方)
転職理由はどう答える?
厚生労働省の令和7年転職者実態調査では、自己都合で離職した人の理由(3つまで)は「賃金が低かったから」25.5%、「会社の将来に不安を感じたから」25.2%、「満足のいく仕事内容でなかったから」24.7%が上位でした。こうした理由は珍しくありません。
面接では、不満そのものより、「だから次は何をしたいか」につなげて話すことが大切です。たとえば「今の会社では運用の担当が続き、設計・構築に関わる機会が少ない。クラウドの設計を担当できる環境で、これまでの運用の経験を活かしたい」のように、事実→次にしたいこと→活かせる経験の順で話すと伝わりやすくなります。
経験の深さはどう伝える?
40代では、経験の量より、その中で自分が何を判断したかが聞かれます。「一番難しかったプロジェクト」「大きな障害への対応」「計画どおりに進まなかったとき」などの質問には、次の順で答えると整理しやすくなります。
- 状況(どんなプロジェクトで、何が起きたか)
- 課題(何が問題で、自分の役割は何だったか)
- 判断と行動(どんな選択肢があり、なぜその方法を選び、何をしたか)
- 結果(数字で)と、そこから学んだこと
職務経歴書のプロジェクトから、判断した場面を3つ選んで準備しておくと、質問の形が変わっても対応できます。書き方は40代エンジニアの職務経歴書を参照してください。
マネジメントの質問にはどう答える?
「メンバーをどう育てたか」「意見が合わないメンバーにどう対応したか」「チームの成果をどう上げたか」などが聞かれます。人数・期間・具体的な行動で答えましょう。マネジメントの経験がない場合は、レビュー・新人指導・ナレッジの共有など、チームに関わった経験を話します。応募先がプレイヤーの求人なら、マネジメントより専門性を中心に話して構いません。
年下の上司や新しい技術について聞かれたら?
40代の面接では、「年下の上司のもとで働けるか」「新しい技術をどう学んでいるか」を聞かれることがあります。年齢そのものを評価する質問ではなく、環境の変化に合わせて働けるかを確かめる質問と考えるとよいでしょう。
- 年下の上司:役割の違いとして受け止められること、過去に年下のリーダーや顧客と仕事をした経験があれば具体的に
- 新しい技術:最近学んだこと、試したこと、資格の学習(IPA試験など)を具体的に
なお、募集・採用で年齢制限を設けることは原則禁止です(労働施策総合推進法第9条)。
年収の希望はどう伝える?
今の年収(内訳)と、希望の年収、最低限の条件を整理しておきます。厚生労働省の同じ調査では、情報通信業の事業所の50.7%が賃金を決めるときに「前職の賃金」を考慮していました。今の年収は正確に伝えましょう。希望は、役割や働き方とセットで伝えると、話がかみ合いやすくなります(40代の転職で年収は下がる?)。
逆質問では何を聞く?
逆質問は、入社後の働き方の想定違いを減らす機会です。
- 入社後1年で任される仕事と、期待される成果は?
- 評価の基準と、評価する人は?
- チームの人数・年齢構成・役割分担は?
- 出社の頻度、リモートの条件は?(リモート求人の探し方)
- 夜間・休日の対応(オンコール)はあるか、手当は?
- 使っている技術と、今後変える予定は?
内定が出たら、労働条件を書面で受け取り、面接での説明と違いがないか確認しましょう(労働基準法第15条)。
オンライン面接で気をつけることは?
エンジニアの採用では、オンラインの面接も多く行われています。カメラの位置と明るさ、音声、背景、通信の安定を事前に確認しましょう。画面共有で資料やコードを見せる場面もあるため、見せる資料を事前に整理しておくと落ち着いて話せます。質問の意図が分かりにくいときは、聞き返して確認して構いません。
技術面接ではどんなことを聞かれる?
技術面接では、職務経歴書に書いた技術について、どこまで理解しているかを掘り下げて聞かれます。「なぜその構成にしたか」「ほかの選択肢と比べて何がよかったか」「問題が起きたときにどう調べたか」など、判断の理由を聞かれることが多くあります。知らないことを聞かれたら、知っている範囲と、どう調べるかを正直に答えましょう。分からないことをごまかすより、学び方を示すほうが伝わります。
面接のあとにやることは?
面接が終わったら、聞かれた質問と、答えにくかった点をメモします。次の面接で同じ質問が出たときに、答えを整理できます。エージェント経由の場合は、担当者に面接の感想を伝え、企業からの評価や懸念点を聞くと、次の準備に生かせます。
1週間でやることは?
質問リストの5分野それぞれに、答えのメモをつくります。職務経歴書から判断した場面を3つ選び、状況・課題・判断・結果の順に話す練習をします。最後に、逆質問を5つ用意してください。
面接の前日に確認することは?
面接の前日には、応募先の会社の事業内容とサービス、求人票の仕事内容と必須条件、自分の職務経歴書を読み直します。職務経歴書に書いたプロジェクトについて、聞かれそうな質問を3つずつ考えておくと、当日の受け答えが安定します。オンライン面接なら、接続の確認もしておきましょう。
よくある質問
- 40代の面接で年齢について聞かれたら?
- 環境の変化に合わせて働けるかを確かめる質問と考え、年下のリーダーや新しい技術と関わった具体的な経験で答えます。
- 転職理由が不満でも大丈夫?
- 賃金・会社の将来・仕事の内容は、転職者実態調査でも上位の理由です。不満そのものより、次に何をしたいかにつなげて話します。
- 逆質問は何個用意する?
- 5つ程度用意し、面接の中で答えが出たものは省きます。入社後の役割・評価・働き方の条件を中心にします。
- 技術面接で答えられない質問が来たら?
- 知っている範囲と、どう調べるかを正直に答えます。ごまかすより、学び方を示すほうが伝わります。
- 40代の面接は何回ある?
- 会社によって違いますが、現場の担当者・管理職・役員など複数回の面接を行う会社が多くあります。エージェント経由なら、選考の流れを事前に確認できます。
出典・確認したページ
- 厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」報道発表資料(令和8年9月25日):自己都合の離職理由(賃金が低かった25.5%など)、現在の勤め先を選んだ理由(仕事の内容・職種に満足40.2%など)(2026-11-02確認)
- 厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」事業所調査 2 転職者の採用状況:表5 賃金決定の際に考慮した要素(計:経験・能力・知識59.2%、年齢35.3%、前職の賃金27.0%。情報通信業:経験・能力・知識81.3%、年齢50.8%、前職の賃金50.7%)(2026-11-02確認)
- e-Gov法令検索「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」第9条:募集・採用について、年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならない(厚生労働省令で定めるとき)(2026-11-02確認)
- e-Gov法令検索「労働基準法」:第15条(労働条件の明示、相違する場合の即時解除)、第39条(年次有給休暇)、第115条(時効)(2026-11-02確認)
この記事は 2026-11-02 時点で公的機関・各社公式ページを確認して書いています。制度や各社の条件は変わることがあるため、申込み前に公式ページで最新情報を確認してください。体験談・口コミは掲載していません。転職の結果(内定・年収)を約束するものではありません。